HOW

備中屋おすすめの飲み方

お酒は種類や飲み方のバリエーションが豊富で楽しみの多い飲み物です。是非、自分なりの楽しみ方やアレンジを見つけて、お楽しみください◎



プロ直伝!美味しいハイボール

プロ直伝!
美味しいハイボール

家飲みとは違うプロ直伝!の美味しいハイボールの作り方をご紹介いたします。ぜひ、一度お試し下さい。

【作り方①】グラスいっぱいに氷を入れる

美味しいハイボールを作るには「大きめの氷を選び、グラスにギッシリ」入れることがポイントです。しっかり冷えていることでハイボールならではの爽快感をより感じることができ、提供時に氷がプカプカ浮いているハイボールは見栄えも悪くなるので注意が必要!


【作り方②】マドラーでステアして、グラスを冷やす

まずは、氷だけの状態でクルクル混ぜます。グラスが冷やされ、添えた指に段々と冷たさが伝わってきます。溶けた氷の水分は一旦捨て、その後再び氷をグラス一杯になるように追加します。

【作り方③】ウイスキーを適量注ぐ

冷えたグラスにウイスキーをワンショット(シングル30ml)注ぎ、再びマドラーでステアして今度はウイスキーを冷やします。この時にグラスに隙間ができるようであれば、ここでも氷を追加しておきましょう。

≪抑えておきたいポイント≫

ソーダを入れる前にステアして全体をしっかり冷やしておくことがポイントです。このひと手間を行うことでソーダを入れた時の氷の溶けが少なく、炭酸の効いた美味しいハイボールを作ることができます。

【作り方④】ソーダ―を注ぐ(ウイスキー・炭酸水の黄金比は!?)

美味しいハイボールの作るためには「ソーダの注ぎ方」はとても重要。氷に当てないように注ぐことが大切です。

≪抑えておきたいポイント≫

氷に当てて注ぐと、そこから氷が溶けて味が薄まり、炭酸も抜けてしまいます。グラスの縁に沿って静かにゆっくりとソーダを注ぎましょう。(美味しいハイボールの黄金比はウイスキー1:ソーダ4の割合と言われています。)

【作り方⑤】仕上げのステアは一回だけ

炭酸を注いだ時点でほぼ混ざっているので、最後に軽くワンステアするだけでOKです。より正確に言うと「混ぜる」ではなく、マドラーを「沈めて静かに掬い上げる」イメージです。

美味しいハイボールの完成です!

ドリンクを作るときも料理を作るときと同じで“ちょっとしたひと手間”がとても大切です。『美味しく作ろう!』という気持ちがひとつひとつの工程を丁寧にし、それがそのまま味に反映されます。ぜひ実践してみてください!

■氷はグラスいっぱいに入れる
■ステアしてグラスを冷やしておく(溶けた氷は捨てる)
■ウイスキーを適量注ぐ(再度ステア、氷をグラスいっぱいに入れる)
■ソーダを氷に当たらないように注ぐ
■仕上げにステアを1回(静かに掬い上げるイメージ)

焼酎の飲み方・定番編焼酎の飲み方
定番編

芋、麦、米、蕎麦、黒糖、泡盛…。本格焼酎の、原料そのものの香りや味わいを楽しみたいなら、まずは定番の飲み方で。

ストレート

ストレート

この飲み方の魅力

原料そのものの風味や旨味を何にも邪魔されず、最大限に堪能できる飲み方です。焼酎を口に含んだままゆっくり鼻で呼吸をすると、その焼酎の香味が一層広がります。

作り方

焼酎は常温のままでも、冷蔵庫・冷凍庫で冷やしてもOK。原酒などアルコール40度以上の場合、冷凍庫で冷やすとトロっとした舌触りになります。焼酎瓶を軽くゆすって味をならしてから、お好みのショットグラスやおちょこに注いで味わいましょう。

ポイント

ストレートで飲むのに特に向いているのは、原酒、熟成酒、泡盛の古酒。ただし、焼酎のアルコール度数はだいたい25度前後、原酒の場合だと37~45度なので、そのまま飲むと結構パンチがあります。一口飲むごとに水(チェイサー)をはさみながら、少量を、ゆっくり時間をかけて楽しんでください。

オンザロック

オンザロック

この飲み方の魅力

実は、焼酎は夏の季語。江戸時代は暑気払いの飲み物として親しまれていたそうです。ロックグラスに入れた焼酎は見た目も涼やか。氷が少しずつ溶けていくことで、味わいにも変化が生まれます。

作り方

大きめの氷をロックグラスいっぱいに入れます。焼酎瓶を軽くゆすって味をならしてから、焼酎を氷に当てるように静かに注ぎます。マドラーで7~8回混ぜて、良く冷やしてからいただきます。

ポイント

ロックは氷が命。せっかく飲むなら製氷機の氷ではなく、純度が高く溶けにくい市販のロックアイスなどがおすすめ。黒糖焼酎や熟成した麦焼酎、球磨焼酎(米焼酎)の原酒、黄麹を使った芋焼酎など爽やかな飲み口のものがおすすめです。

水割り

水割り

この飲み方の魅力

焼酎をあまり飲みなれていない初心者にもおすすめの飲み方です。水で割ることで、アルコール度数が低くなり口当たりがまろやかになります。お刺身やサラダなど淡白な味の料理にもすんなり馴染みます。

作り方

焼酎:水=6:4~5:5がベスト。グラスに氷をたっぷり入れ、水割りの場合は焼酎を先に注ぎ、マドラーで軽く混ぜます。そのあと水を注いて、再度マドラーで混ぜていただきます。氷で焼酎が薄まるのが好みでなければ、氷を入れなくてもOK。その場合、焼酎と水は冷蔵庫で冷やしておくと良いでしょう。

ポイント

割り水は、ミネラル分の少ない軟水を選んでください。水道水を使う場合は、カルキ臭を飛ばすために一度煮沸して冷ましたものを使いましょう。さらにこだわって、酒蔵で使われている仕込み水と同じくらいの硬度の水で割るのもおすすめです。

お湯割り

お湯割り

この飲み方の魅力

焼酎の本場、南九州には“ダレヤメ(晩酌に焼酎を飲んで一日の疲れを取ること)”という方言があり、なかでもお湯割りは心身をリラックスさせる飲み方として昔から親しまれています。冬はもちろん、夏にエアコンで冷えた体を温めるのにもぴったり。お湯で割ることで原料の香りがふわっと立ち上ります。

作り方

お湯割りを作るときは、お湯が先で焼酎が後。これは焼酎に直接熱湯をあてないためです。耐熱性のグラスや器にお湯を注いで80度くらいになったら、焼酎をゆっくり注ぎましょう。湯と焼酎の温度差で対流が起きて、マドラーを使わなくても自然に混ざり合います。焼酎:お湯=6:4~5:5がベストです。

ポイント

基本的にどんな焼酎にも合う飲み方ですが、香り豊かな芋や麦を原料にした焼酎がおすすめ。お湯割りと同じくらいの温度のあたたかい料理に合わせると、よりおいしく感じられます。

ソーダ割り

ソーダ割り

この飲み方の魅力

少し前までは焼酎のソーダ割りといえば甲類焼酎で作るのが一般的でしたが、ここ数年で本格焼酎をソーダで割って飲む人も増えてきました。シュワッとした炭酸の刺激が心地よく、喉の渇きを潤す一杯目としても最適。また、焼き鳥や唐揚げといった脂っこい料理もさっぱり流してくれます。

作り方

グラスに氷をたっぷり入れてマドラーでかき混ぜ、グラスを冷やします。グラスに焼酎を注いで混ぜ、次に氷に当てないように静かに炭酸水を注ぎます。炭酸が飛ばないよう、そーっと静かに混ぜてからいただきます。焼酎:炭酸水=3:7~4:6がおすすめです。

ポイント

ソーダ割りで楽しむなら、黒糖焼酎や泡盛が特におすすめ。ミントやライムを入れてモヒート風にすると、さらに爽やかさが増します。

前割り

前割り

この飲み方の魅力

九州以外の地域では意外と知られていない「前割り」。文字通り焼酎を水で割ってなじませておく飲み方で、水が焼酎本来の味わいや香りを引き出し10倍くらいおいしくなる、と言われています。よく焼酎関連の解説書には「地元では客を自宅に招いたときにふるまう」と紹介されていますが、特別難しい作法があるわけでもなく、ただ焼酎を水で割っておくだけです。

作り方

清潔なボトル容器に、焼酎と水(軟水)を4:6~5:5など好みの割合で入れて混ぜ合わせ、最低一晩以上寝かせればできあがり。

ポイント

焼酎と水をあえて1:3くらいの割合で薄めに仕込んで冷蔵庫で冷やし、ゴクゴク飲めるようにしても。1週間くらい寝かせたものがベストですが、早くなじませたければ水と焼酎を入れたボトルを思い切り振る、というやり方でもOK。芋、麦、米、どんな焼酎にも合う飲み方です。

日本酒の美味しい飲み方日本酒の美味しい
飲み方

温度別の“4つの味わい”日本酒の飲み方は温度ひとつをとっても「冷や」「冷酒」「ぬる燗」「熱燗」とさまざまです。日本酒をあまり飲み慣れていない方にも、普段から飲んでいる日本酒をさらに美味しく飲みたいと思っている方にも、役立つ日本酒の飲み方

フルーティなものが多い吟醸酒が日本酒初心者におすすめ

フルーティなものが多い吟醸酒が日本酒初心者におすすめ

吟醸酒は低温でゆっくり発酵させ香りをもろみに閉じ込める「吟醸造り」という製法が用いられています。ですので、「吟醸香」というフルーティな香りと味わいを特徴としています。華やかな甘みが感じられるので初心者や女性にもおすすめの日本酒です。

温度の違いで楽しむ

温度の違いで楽しむ

日本酒の飲み方として、まず押さえておいてほしいポイントが「温度」です。誰しも居酒屋などで、「冷酒」や「熱燗」といったように、温度を調節した日本酒を見かけたことがあると思います。これは、日本酒が温度を変えることによって、香りや風味が変化する酒だからです。また、酒の銘柄によっても、最適な温度が定められていることがあります。

このように温度によって酒の味を楽しめるのは、世界的に見ても日本酒だけだといわれています。これは、日本酒の飲用温度が約5~60℃までと範囲が広いためです。この飲用温度は、大きく分けて「冷や」「冷酒」「ぬる燗」「熱燗」の4つに分類されることが多いからです。そこで次に、この4つの特徴について紹介します。

冷酒 -爽やかな口当たり-

冷酒 -爽やかな口当たり-

冷酒は0~15℃に冷やした日本酒のことを言います。冷やした日本酒は香りや甘味が目立たなくなるので、日本酒特有の香りや甘味を抑えて爽やかに飲みたいときにうってつけです。とくに華やかな香りとフルーティーさが特徴の吟醸酒は、冷酒にすることですっきりとした飲み口となり、徐々に香りが広がっていくのを堪能出来ます。

軽快でなめらかなタイプの爽酒(本醸造酒など)や香り高い薫酒(吟醸酒・大吟醸酒など)は冷酒で楽しむのがおすすめです。

また、日本酒はアルコールの度数が高いため、0℃に冷やしても凍りはしない。しかし、シャーベットのような食感になるので、「食べる日本酒」としてまた一味違った楽しみ方ができる。夏場の暑い時期などには、ぜひ試してみて下さい。

ちなみに0~15℃のうち、5℃刻みで以下のような呼び名がつけられています。
0℃ みぞれ酒
5℃ 雪冷え(ゆきひえ):器に結露ができるほどキンキンに冷やした温度です
10℃ 花冷え(はなひえ):冷蔵庫から取り出してすぐの温度です
15℃ 涼冷え(すずひえ):冷蔵庫から取り出して、少し時間を置いた時の温度です

冷や -日本酒本来の味を堪能-

冷や -日本酒本来の味を堪能-

冷やは20~25℃の日本酒のことを言います。冷たいという漢字を使いますが、実は冷やというのは常温の日本酒を表しています。

冷やは酒が持つ本来の味が表われるため、とくに上質な酒を飲むのに最適です。洗練されていないものは、かえって雑味を感じてしまうこともあります。純米酒のような落ち着いた味わいのものや、清酒のようなお米がきちんとこされた酒にうってつけの飲み方と言われています。酒の上質さを確かめるために、まずは冷やを試してみるのもいいですしょう。

長期熟成したものや純米酒などの日本酒の風味や米の旨みなどを味わいたい時には、冷酒よりも冷やがおすすめです。

ぬる燗 -香りが開く-

ぬる燗 -香りが開く-

30~40℃の日本酒をぬる燗と言います。その名の通り、日本酒をぬるいと感じる人肌程度に温めたものです。日本酒はこのくらいの温度になると甘味や香り、コクが増し、口あたりもまろやかになります。そのため、ぬる燗は日本酒の甘さや香りを感じたいときにはぴったりです。日本酒の甘味の元といえばお米。だからぬる燗には純米酒がよく合い、ぬる燗にすることでより深い味わいを味わえるでしょう。

また、吟醸酒などの香り高いタイプもぬる燗で楽しめますが、甘みと酸味の両方が感じられるので、好みや状況に合わせて楽しみましょう。

ぬる燗も、冷酒同様5℃刻みで以下のような名前がつけられています。
30℃ 日向燗(ひなたかん):冷たさも熱さも感じないほどの温度で、ほんのりとお酒の香りや風味が感じられます
35℃ 人肌燗(ひとはだかん):柔らかでマイルドな味わいが感じられます
40℃ ぬる燗:器を持った時に「ぬるい」と感じられる程度の温度です。お米の香りや風味が引き立ちます

熱燗 -味、香りを引き締める-

熱燗 -味、香りを引き締める-

45~55℃まで温めた日本酒を熱燗(あつかん)と言います。熱燗は甘味を引き締めてくれるので、キレのよい日本酒を楽しむことが出来ます。さらに辛味も増すため、ピリッとした日本酒を味わいたいときにもおすすめです。熱燗は冷酒とはまた別の形ですっきりと飲みやすいため、日本酒を普段飲まない方でも、試してみて頂きたいです。熱燗に向いているとされるのは、純米酒と本醸造酒。甘味が旨味へと変わり、引き締まった日本酒が味わえます。

個性のある風味を存分に味わいたい時には熱燗がおすすめです。もし、風味が重い時や酸味が強く感じられる時には、少し時間を置いて温度を変えて好みの味わいを楽しむことができます。

ちなみに熱燗の呼び名が一般的ですが、これも5℃刻みで以下のような名前が変わります。
45℃ 上燗(じょうかん):器を持つと温かいと感じられる程度の温度で、丸みのある風味や味わいが感じられます
50℃ 熱燗:やや「熱い」と感じられるほどの温度です。香りがシャープに引き立ちます
55℃ 飛切燗(とびきりかん):器が熱くて持てないほどの温度です。コクや香りが強いタイプのお酒が飲みやすくなります

ひと手間アレンジで楽しむ

ひと手間アレンジで楽しむ

バニラアイスにかける

バニラアイスに吟醸酒や純米酒をソースのようにかけて、「和風アフォガート」として楽しむこともできます。まったりとしたバニラアイスの甘味がスッキリして、芳醇でスッキリした味わいに変化します。

レモンやライムなどの柑橘類を絞る

日本酒は酸味がやや弱いものが多いので、特に冷酒で楽しむ際にはレモンやライムを絞って酸味を補います。ライムを絞ったロックは、「サムライロック」という名称で親しまれています。

みぞれ酒(家庭では凍らせてシャーベット状にするのがお手軽)

バーや居酒屋などで提供されるみぞれ酒は、注いだ瞬間にグラスの中でシャーベット状に凍る日本酒です。口当たりが冷たくて、暑い夏にぴったりの飲み方です。
みぞれ酒は、家庭用の冷蔵庫でも作ることができます。日本酒を注いでラップをかぶせたグラスを、時々かき混ぜながら4~5時間冷凍庫に入れておくと、シャーベット状に仕上がります。

オン・ザ・ロックス

オン・ザ・ロックス

通常日本酒は、冷酒のように酒自体を冷やして飲むことが多いですが、氷を入れてロックで飲むこともできます。それがオン・ザ・ロックスです。このオン・ザ・ロックスは、とくに夏の暑い日などに飲むのが最高です。氷に冷やされた日本酒の喉越しがたまりません。生酒で試してみるとその良さがわかるでしょう。また、日本酒でも味が濃いものや、度数が強いものを薄めるという意味合いで氷を入れてみてもいいです。日本酒を製造する蔵元さんも実践する飲み方なので、ぜひ試してみて下さい。

炭酸で割る

炭酸で割る

日本酒が苦手だという人に試してみてほしいのが、日本酒のソーダ割り。こちらも蔵元さんが推奨する日本酒の飲み方で、炭酸で割ることによって爽快感が増して飲みやすくなるようです。また、一口に炭酸といっても、いろいろなもので割ることが出来ます。たとえば、大吟醸酒を炭酸で割る、にごり酒を甘いサイダーで割る、コークハイのようにコーラで割るなど、酒と炭酸の組み合わせによって、何種類もの日本酒の形が味わえます。自分好みの比率を見つけて、美味しい飲み方を模索してみて下さい。

多彩なアレンジで楽しむ日本酒カクテル

多彩なアレンジで楽しむ日本酒カクテル

上質の水と原料から生まれる日本酒はカクテルのベースとしても優秀で、炭酸で割る以外にもさまざまな割り方があり、飲み慣れた日本酒にアレンジを加えて違うテイストを楽しむのも一興です。牛乳やトマトジュースなど、意外な組み合わせで楽しむ日本酒好きも多いです。一例を紹介しましょう。

口当たりが良く飲みやすい「日本酒×牛乳=牛乳割り」
魚介類との相性抜群「日本酒×緑茶=緑茶割り」
意外なコラボレーション「日本酒×トマトジュース=レッドサン(Red Sun)」
ワイルドさが魅力の「日本酒×ビール=サケボム(Sake-Bomb)」
体が芯から温まる「日本酒×ホットコーヒー=コーヒー割り」

その日の体調や気分、おつまみによって自由にアレンジを楽しめるようになれば、もっと日本酒が身近な存在になるだろう。

酒器にこだわって楽しむ

酒器にこだわって楽しむ

日本酒をよく味わうためには、徳利や盃、グラスなどの酒器も大切です。器の表面積によって酸化の速度や香りの飛び方が変わるからです。表面積が大きいものほど、酸化が進みやすく香りが飛びやすい。しかし、これは決してマイナスになるわけではないです。

冷酒などでは、あえて表面積の大きい器に注いでからグラスに移すことで、マイルドな味わいになるといわれています。また、ピリッとした辛味が特徴の熱燗も、小さめの器に注ぐことによって辛味を打ち消すような旨味を感じられるのです。

ちなみに日本酒を飲むときにつかわれる代表的な酒器に、「お猪口(おちょこ)」と「ぐい呑み」があります。よく混同されてしまうことの多い酒器ですが、お猪口の方が小さく、ぐい呑みの方がたっぷりと酒を注げます。少しずつ酒を飲むためのお猪口、ぐいぐい呑むためのぐい呑みと覚えておけば、間違いも防げます。

また、注ぐときに使う酒器として、「徳利」と「片口」があります。徳利は首が細くなっており、お猪口などに次ぐ際に立つ「とくりとくり」という音が名前の由来とされています。対して片口は、片方の縁に注ぎ口が付いているのが特徴だ。徳利と比べて口径が大きいので、日本酒の香りを堪能するのにちょうどよいです。

通常はまず酒瓶から徳利や片口に日本酒を移し、さらにそれからお猪口やぐい呑みに酒を注いで日本酒をいただく。これらの酒器は、容量や口径、金属・陶器・ガラスといった材質などによっていろいろなものがあるので、お気に入りのものを見つけてみましょう。酒器をコレクションしてみても楽しいかもしれません。

ワイングラスで香りを楽しむのもおすすめ

最近はワイングラスで日本酒を飲む方も増えています。例えば、香りの高いタイプの薫酒は、ワイングラスを使用すると豊かな香りをしっかりと感じられます。

和らぎ水でゆっくり楽しむ

和らぎ水でゆっくり楽しむ

アルコールに弱い人は、日本酒ばかりを飲んでいては深酔いしてしまう。また、アルコールに強い人でも、続け様に酒を飲めば、その繊細な味わいがわかりづらくなります。そこで取り入れたいのが「和らぎ水」です。これは洋酒でいうところの「チェイサー」と同じ意味です。

日本酒を飲むときに合間に和らぎ水を挟めば、酔いを和らげてくれ、深酔いを防いでくれます。さらに、一度口内をリフレッシュしてくれるので、繊細な日本酒の味をじっくりと堪能することが出来ます。日本酒を飲むときは隣に和らぎ水を用意し、ゆっくりと味わいましょう。

日本酒は温度や酒器を変えることによって、同じ銘柄の酒でも、違った味わいを楽しめます。とくに温度は5℃刻みで呼び名が定められているほど、日本酒の味わいに深く関係しています。ぜひ上記で紹介したものを参考に、日本酒を美味しく飲んでみて下さい。また、日本酒の風味はとても繊細なものです。より深く味わうためにも、合間に和らぎ水を挟んでゆっくりと楽しみましょう。

日本の酒と書く「日本酒」。日本人として、日本の酒の飲み方は知っておきたいものです。日本酒の飲み方を知っておけば、同じ酒でもいろいろな楽しみ方が出来ます。

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